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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「その他書類で逆転合格する!」についてお伝えしていきたいと思います。
〇 「志願者評価書」と「推薦書」はまったくの別モノ
慶應SFCが提出を求める書類として「志願者評価書」があります。
志願者評価書とは、志願者(受験生)のことをよく知る立場の人が、
志願者を客観的に評価する書類です。
志願者評価書は2通必要です。
(あえて「2通」提出を求める意図について後ほどお伝えします)。
勘違いされる方もいるのですが、志願評価書と推薦書とは全くの別物です。
「結局、志願者評価書も推薦書も、趣旨は同じでしょ」
そう考えている人がいますが、両者は似て非なるものです。
確かに、その他の出願書類と違って受験生本人ではなく、
「第三者」が書くという点は共通していますが、決定的な違いが2点あります。
1つ目に、前者は提出が「必須」の書類で、後者は「任意」である点であることです。
そのため、志願者評価書には、フォーマットがありますが、
推薦書については特に定められた書式はありません。
自分で志願者評価書のフォーマットを真似て、推薦書としてリメイクする人もいます。
ネット上にも推薦書のフォーマットはいくつも転がっているので、検索してみるとよいでしょう。
見比べてみるとすぐにわかりますが、フォーマットに大きな差はありません。
一番書きやすそうなもの、しっくりくるものを見つけたら、それを似せて自分で作り直すとよいでしょう。
2点目に、前者が「評価する」のに対して、後者は「推薦する」点です。
志願者評価書の場合、第三者があなたについて客観的に評価します。
つまり、長所・短所を嘘偽りなく、書かれていることが大事なのです。
もちろん、表現の仕方はありますが、「オール優」のパーフェクトな人間だと訴える必要はなく、
むしろ、そのように書いてしまうと、逆に説得力がなくなってしまうので要注意です。
一方、推薦書は嘘を書いてよいというわけではありませんが、
多少の脚色はあっても構わないと考えています。
あなた自身がそれぞれの書類の違いを理解していなければ、
適切な形で第三者に作成を依頼することはできません。

〇 志願者評価書に真っ先に取り組むべき3つの理由
志願者評価書を後回しにしようとする人がいますが、それこそ、「失敗の元」です。
志願者評価書は、具体的にAO入試の準備を始めたら真っ先に取り組むべきです。
その理由は3点あります。
理由①「第三者に書いてもらう書類だから」
理由②「2通作成してもらう必要があるから」
理由③「その他書類との調整が必要になるから」
以上の理由から、KOSKOSではどれだけ時間がなかろうとも、
優先的に志願者評価書に着手するよう指示しています。
理由①「第三者に書いてもらう書類だから」
優先すべきは自分で書く書類よりも、他の人に依頼して書いてもらう書類です。
自分で書く書類なら、あなた自身の裁量でどうすることもできます。
最悪、間に合わなかったとしても、「自己責任」ということになります。
しかし、他の人にお願いするとなると、そうはいきません。
直前で依頼しても迷惑をかけてしまいます。
相手方には精神的、物理的な負担をかけることになるということを念頭に置いて行動しなければいけません。
理由②「2通作成してもらう必要があるから」
当たり前の話ですが、1通依頼するよりも、2通依頼する方が単純に考えて2倍の労力がかかります。
前述したように、志願者評価書は第三者が書くわけですが、
その依頼者を手配するのは志願者である「あなた自身」の仕事です。
よい自由記述を書いてもらうには、相応の手間と時間がかかるのは当然のことです。
理由③「その他書類との調整が必要になるから」
2名の依頼者が見つかった後も、それぞれの調整役を担わなければなりません。
依頼をしたら、それで終わりというわけにはいきません。
内容に矛盾が生じたり、意図なく重複しないようにしなければなりません。
これは受験期で忙しいことを考えると、思いの外、大きな負担となります。
例年、受験生を見ていると、こうしたマネジメント能力で差がつくように思います。
時間がないからこそ、早急に志願者評価書から取り掛からなければいけないのだということを、
しっかり覚えておきましょう。
「マイペースなハイペース」
そう心がけて入れば、土壇場になって右往左往することはないはずです。
さて、今回は「その他書類で逆転合格する!」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?

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次回は「2通の志願者評価書を求める慶應SFCの意図」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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