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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「2通の志願者評価書を求める慶應SFCの意図」についてお伝えしていきたいと思います。
〇 なぜ、「2名」の評価者が必要なのか?
前回、志願者評価書は2通必要だとお伝えしました。
それには慶應SFC側にも意図があります。
端的にいえば、違った角度から受験生を評価してもらいたいからです。
それぞれに異なる視点から評価してもらうことにより、
受験生をより総合的に、客観的に判断することができます。
語弊がないように伝えておくと、同じ分野の方に書いてもらってはいけないというわけではありません。
例えば、高校の英語の先生と留学先でお世話になったネイティブ講師といったケース。
どちらも英語力をアピールするのが妥当でしょうが、
前者には「英検◯級」「TOEIC◯◯◯点」といった客観的な英語レベルを根拠に、日々の学習態度や意欲などをアピールしてもらうと説得力があるでしょう。
また、後者には会話力やコミュニケーション能力といった「活きた英語力」をアピールしてもらうと納得してもらえるのではないでしょうか。
両者は同じ英語を通じたアピールですが、意味合いは異なります。
2通の提出を求める慶應SFCの意図を汲み取り、効果的にアピールしましょう。
つまり、2名にそれぞれの立場から戦略的にあなたのことを評価してもらうのです。
何についてアピールしてもらうかが重要ですが、
それを証明するに値する人物に依頼しなければなりません
決して誰でもよいというわけではないので、2名の評価書を集めるのに苦労する受験生もいるでしょう
ここで普段のあなたの人間関係がものをいいます。
「志願者評価書を提出できずに受験を断念した」
中にはそんな受験生もいるかもしれません。
知る限りでいえば、ギリギリまで作成できずに直前で滑り込みセーフだったという人は過去にいました。
そうならないためには、日頃から様々な人と良好な人間関係を築いておくことです。
〇 評価者を選ぶ基準は「あなたのことをどれだけ知っているか」
依頼者を選定する際、志願者評価書と推薦書で気をつけるポイントがあります。
ズバリいうと、志願者評価書は「あなたのことをどれだけ知っているか」という基準で選ぶべきです。
つまり、ここでは、依頼者の肩書きや社会的な知名度はほとんど関係ないということです。
慶應SFCが受験生に志願者評価書を提出させる意図は、「権威づけ」のためではなく、
受験生が周囲の人間からどのように見られているのか、知りたいからです。
さらにいえば、依頼者との普段の関係性から、受験生の信頼度を推し量ることができます。
書類一つとってみても、これだけのことが透けて見えてくるのです。
だからこそ、評価者を選定する際は慎重に決める必要があるのです。
具体的に、他の受験生はどのような立場に人にお願いしているのだろうか?
いくつか例を示します。
◻︎高校の担任教員
◻︎部活動の監督・顧問
◻︎学外団体の代表
◻︎習い事の講師
◻︎留学先の教員
いかがでしょうか?
身近な人が多いことがわかったのではないでしょうか。
あなたがお世話になっている方々を思い返しましょう。
あなたが書いてほしいと思う2名の評価者を選定したとしても、
相手が首を縦に振ってくれるかどうかは分かりません。
最悪のケースとして、あなたのことをあまりよく思っておらず、
お願いしても書いてくれないこともあります。
また、今までなんの挨拶もなかったのに、「慶應SFCのAO入試を受けるので、志願者評価書を書いてください」と急に馴れ馴れしくお願いしに行っても快諾してもらえるでしょうか?
仮に、引き受けてもらえたとしても、濃い内容の評価書は期待できないでしょう。
自分が困ったときだけ助けてもらおうというのは、虫のよい話です。
普段から信頼関係を築いていくことが大切です。
今回は「2通の志願者評価書を求める慶應SFCの意図」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「なぜ、慶應SFCは活動報告書を提出させるのだろうか?」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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