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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「合否の鍵は、志望理由書ではなく、任意提出資料」についてお伝えしていきたいと思います。
〇 任意資料は合否に影響するのか?
「合否の鍵は、志望理由書ではなく、任意提出資料だ」
ある大手予備校講師は、こう豪語していました。
しかし、任意資料は提出しなくても不備にはなりません。
その意味で、必須書類と比べて優先度は落ちます。
では、実際、どれだけの受験生が任意資料を提出しているのでしょうか?
あるデータによると、合格者の8割近くが何らかの任意提出資料を添付しているといいます。
さて、この事実を知って、あなたはどう思うでしょうか?
「多くの人が出しているのだから自分も出さないと」
そう考える人もいるでしょう。
「2割強の人が何も提出しないで受かっているのか」
そう考え、必須書類に集中する人もいます。
どう捉えるかは人それぞれでしょう。
KOSKOSでは、任意提出資料について、
「合格の可能性をより高めるために効果的になり得る手段」と位置付けています。
「なり得る」という点がミソです。
「必ずなる」というわけではありません。
つまり、うまく準備すれば、「可能性がある」ということです。
では、どのような場合が有効になり得ないのでしょうか?
一例を挙げるとすると、募集要項に書かれている注意事項を守っていないものです。
募集要項には任意資料提出の際の注意点が事細かに書かれています。
これを熟読しないで、慌てて資料を提出する受験生は少なくありません。
「最低限のルールも守れない人間」
「適当な準備をするいい加減な人間」
そんな印象を持たれたら即終了です。
任意資料を提出すると決めたら、
その大前提として、まずは募集要項をしっかり読み込みましょう。
◯ 「質」と「量」ではどちらが大事か?
「任意資料を提出するならば、注意事項を守ろう」とお伝えしましたが、
ルールを守ることは最低限の話です。
では、その他に留意すべきポイントは何でしょうか?
受験生からよくある質問として、
「任意資料は研究活動に直結したものでないといけないのでしょうか?」というものがあります。
これは、必ずしも研究に関連した内容の資料でなくてもよいです。
あなたのことを慶應SFCにアピールできる資料であれば、どんなものでも添付すべきでしょう。
しかし、「その資料で何をアピールしたいのか」はわかりやすく示す必要があります。
番号を振って、活動報告書との関連性を明確にすることも忘れてはいけません。
これらの配慮一つひとつが逆転合格者と不合格者の差を生み出すのです。
読み手への配慮に欠ける資料は読まれません。
時間が足りず、雑な任意書類を提出するくらいなら、いっそのこと出さない方がマシです。
「任意資料は『質』と『量』、果たしてどちらが大事ですか?」
よくこのような質問をする受験生もいますが、
答えはもちろん、「両方」です。
慶應SFCに逆転合格する人はどちらも諦めません。
その結果、周囲からは無謀とも思われていた逆転合格を実現するのです。
「質」は大事。
「量」も大事。
両者はどちらか一方しか取れないものではありません。
量をとったら、質は下がるのか?
質をとったら、量は求められないのか?
断じてそんなことはありません。
質量ともに、こだわるべきです。
〇 「読書レポート」も立派な活動実績
「提出できる資料がない……」
そう嘆く人も少なくありませんが、
提出できるものがないなら今から作ればよいのです。
具体的に、KOSKOSの塾生は、そのような考え方で、次のような資料を提出しています。
□活動実績・自己アピール資料(約5割)
□論文レポート・研究計画書(約1割)
□その他の資料(約2割)
レポート系は比較的、受験生が作りやすいのではないでしょうか。
例えば、「読書レポート」も立派な活動実績になりますので、
読んだ本をレポートとして今からまとめてみましょう。
分量は何字でも構いませんが、長すぎても、短すぎてもよくありません。
目安としては5,000字程度でしょう。
内容は「要約」に加え、自分なりの考えや感想などをまとめましょう。
レポートを書いた経験があまりないという人は、
書店で書き方に関する解説本を探しに行って、
気に入ったものを読んでみると要領が掴めるはずです。
読書レポートを作成する際、以下の情報が基本的に必要となります。
□表紙(タイトル、日付、氏名)
□目次(概要を入れても可)
□本文(1枚1,200字換算でおよそ5〜6枚)
□引用、参考文献(抜けがないように記載。)
選ぶべき本として、「研究分野に関する入門書」や「指導希望教員が執筆した本」であれば、
面接で話題になる可能性もあるでしょう。
当然ですが、「なぜ、この本を読んでレポートを書いたのだろう?」と審査官が疑問に思うような本はおすすめできません。
読書レポートも4〜5冊、添付すれば、かなりの分量になります。
それだけで、「読書家」という印象までは与えられなくとも、
本を読むことに抵抗はないのだなということは伝えられるはずです。
任意資料について、「これはダメだ」と自分で決めつけないことが大切です。
今回は「合否の鍵は、志望理由書ではなく、任意提出資料」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「動画や推薦書を資料として提出する際の注意」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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