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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「合格する志望理由書の“黄金律”とは?」についてお伝えしていきたいと思います。
○合格する志望理由書の「黄金律」とは?
みなさんは、「守・破・離」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
もともと、武道や茶道の世界で使われていた言葉で、修行における段階を示しています。
「守」では、師匠の教え、型を忠実に守り、身につける段階。
「破」では、自分なりに試行錯誤を重ね、実践を積む段階。
「離」では、独自の新しい型を生み出し、確立させる段階。
KOSKOSでは、慶應SFCに合格する志望理由書の「黄金律」を導き出しました。
名付けて、「KOSKOS式4部構成」です。
これは「守・破・離」の考え方でいう「守」の段階にあたります。
逆転合格するための基本的な「型」と思って、しっかりと身につけましょう。
第1部:「志の宣言」(5〜10%)では、志望理由書で最も伝えるべき結論を書く。
第2部:「一貫性の提示」(30〜40%)では、志の裏付けをストーリーに乗せて書く。
第3部:「志望動機」(40〜50%)では、慶應SFCでなければ研究できない理由を書く。
第4部:「〆のひと押し」(5〜10%)では、面接選考に進むための最後のプッシュを行う。
志望理由書は全体の流れが大切です。
まずは上記の流れを忠実に守って、志望理由書を書いてみましょう。
また、各パートの配分にも気をつけましょう。
前述したカッコ内の数字は、全体に占める文章量の割合を示しているのですが、
このバランスが崩れていると内容が偏ってしまいます。
各パートの細かい部分ばかりが気になってしまい、全体像を見失っている人が多いので気を付けましょう。
深く書こうとすると、どうしても分量が多くなってしまいます。
「木を見て森を見ず」ということわざがありますが、こうしたジレンマに陥らないためにも、
「木を見て森”も”見る」ように意識しましょう。
○3つの視点で差別化を図る
慶應SFCには毎年、何千枚、何万枚もの書類が届き、審査官はそれらに短期間で目を通すことになります。
その中には、審査官の記憶に残る志望理由書と、そうでない志望理由書があります。
何らかの形で審査官の脳裏に深く刻み込むことができなければ、
合格の可能性は皆無といってよいでしょう。
そのためには、他の受験生と比べた際、
あなたの志望理由書が埋もれないように差別化を図ることが不可欠です。
志望理由書では、もちろん、色をつけたり、図やグラフを用いたり、
ビジュアルで差をつけることはできません。
では、どのようにして膨大な書類の中から、
あなたの志望理由書をダイヤモンドのように輝かせることができるのでしょうか?
具体的に次の3つの視点による差別化が必要です。
①「文章」による差別化
②「経験」による差別化
③「研究」による差別化
①「文章」による差別化では、文章の表現方法で違いを生み出します。
特に「冒頭3行」は重要です。
インパクトのある文章表現でドカンと印象づけましょう。
また、全体的に「言葉選び」にも慎重にならなければなりません。
一つひとつの言葉を吟味し、ネガティブな言葉よりもポジティブな言葉で表現するように意識しましょう。
②「経験」による差別化では、過去の活動や実体験を盛り込むことで違いを生み出します。
人それぞれ異なる経験をしているため、この点については比較的違いを生み出しやすいでしょう。
ただし、短期留学や単発のボランティア参加といった「一度だけ」「その場限り」のエピソードは強い印象を与え辛いので避けましょう。
一つのことをコツコツ続けた経験や長い間、悩みに悩んだ経験こそが評価されます。
また、客観的な事実よりも、「そこから何を学び、どう成長できたか」が差別化のキーになります。
③「研究」による差別化では、「研究テーマ」「研究内容」で違いを生み出します。
「テーマ」そのものがユニークか?
「問題の視点」に独創性、新規性があるか?
「解決策」「アプローチ」に面白さがあるか?
ワクワクする研究で審査官の「研究者魂」に火を灯しましょう。
これら3つの条件がすべて満たされているのがベストですが、
このうち、少なくとも2つ以上の差別化が図れていないと、
審査官の記憶に残るのは厳しいといえます。
今回は「合格する志望理由書の「黄金律」とは?」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「読み手に“響く”志望理由書を書くために大切なこと」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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