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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「志望理由書は大学への”ラブレター”である。」についてお伝えしていきたいと思います。
AO入試において、志望理由書の作成は避けては通れない道です。
志望理由書とは文字通り、「入学を志望する理由をまとめた書類」などと一般的な参考書には説明されているでしょう。
これではぼんやりとしたイメージしか湧かないかもしれませんが、
大学への「ラブレター」といえばピンとくるのではないでしょうか。
ただし、ラブレターといっても「とにかくあなたのことが好きなんですっ!」と、
思いだけを延々と綴っても、審査官のハートを射止めることはできません。
審査官の気持ちを鷲掴みにするための志望理由書の鍵は、「熱意」+「論理性」です。
「熱意」が必要なのはあなたも理解していると思いますが、
それだけでは志望理由書としては不十分です。
「なぜ、その志望校でなければいけないのか」について、説得力を持って書く必要があります。
文章に説得力を持たすためには、「論理性」が不可欠なのです。
ここでは論理的な文章を書くコツをいくつか紹介しましょう。
まずは、「主語」をしっかり入れること。
自分の中で当たり前だと思っても、「私は」などの主語を省略せずに書きましょう。
次に、「数字」を盛り込むこと。
主張したいことの根拠があなたの感情ではなく、
客観的な数字として示されていれば、相手は論理的に理解することができます。
最後に、自分の意見に「一貫性」を持たせること。
最大の結論を冒頭で伝えたら、ラスト一行まで絶対ブレないようにしましょう。
論理力は簡単には身につけることが難しいですが、習得すれば必ずやあなたの強みになります。
熱意だけでは伝わりません。
しかし、論理だけでも響きません。
志望理由書という名の「ラブレター」は、論理によって構成され、熱意によって血が通うのです。
〇「守・破・離」を極める。
突然ですが、あなたは「守・破・離」という言葉はご存知でしょうか?
「しゅ・は・り」と読むのですが、これはもともと武道や茶道で使われていた言葉です。
どういう意味かというと…
「守」では、先生に教えてもらった型を守り、
「破」では、それに自分なりのアレンジを加え、
「離」では、既存の型にとらわれず、まったく異なる型を創り出す。
という、新たな流派ができるまでのプロセスを表しています。
言葉の意味を勘違いしやすいので言っておくと、「破」は、型を破るわけではありません。
「破」には「突き抜ける」「やりぬく」といった意味もあります。
無理に破ろうとするのではなく、ひたすら守を実践することで自然と突き抜けるのが正解です。
また、「離」は、自分から型を離れていくわけではなく、
自分流に味付けし、型から自由になるということです。
志望理由書の作成も「守・破・離」の考え方に似ています。
基本がわかっていないのに、いきなり奇をてらった文章を書いてしまうと、
それは名文ではなく、「迷文」になってしまいます。
かと言って、マニュアル通りに書いただけでも物足りず、
全国から何百と送られてくる書類の中に埋もれてしまいます。
守が徹底されていれば、ほとんどの大学で通用しますが、
倍率10倍を超えるような一部の難関大に合格するには、+αが必要かもしれません。
「守・破・離」を極めること。
それは地道な作業ですが、着実に実力を蓄えることのできる真っ当な方法です。
離の段階に達した時、志望理由書をマスターするだけでなく、
自分自身についてもよく理解できるようになっているはずです。
ぜひ、あなたも志望理由書の作成の際は、「守・破・離」を意識してみましょう。
さて、今回は「志望理由書は、大学への”ラブレター”である。」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「志望理由書を”人生の羅針盤”にする。」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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