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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「慶応SFCの志望理由書で注意したいこと」についてお伝えしていきたいと思います。
○過去の活動アピールはほどほどに
志望理由書が「過去の実績自慢大会」になってしまっている人がいます。
「インターハイ優勝、甲子園優勝チームの主将を務めました」
「帰国子女で英検1級、TOEICスコアは900点オーバーです」
「国内では最大規模のハイレベルな弁論大会で優勝しました」
慶應SFCのようなハイレベルなAO入試を受験しようという人は、
このように、過去の活動実績に自信を持っている人が少なくありません。
しかし、それが逆に仇となることもあります。
そもそも、志望理由書は「過去<未来」。
「未来」に重点を置いて書くものです。
似たような書類の代表格として「自己推薦書」がありますが、
こちらは「過去>未来」。
志望理由書との違いはそこにあるのです。
慶應SFCが求めているのは、自己推薦書ではなく、あくまでも「志望理由書」です。
この点からも慶應 SFCが受験生の何を重視しているのかわかります。
つまり、未来志向であることが容易に想像できるでしょう。
今まで頑張ってきた自負がある人ほど、実績を前面に押し出そうとする傾向が強くなります。
頑張ってきた活動であればあるほど、自慢げに語りたくなるでしょうが、
残念なことに、これらの実績を慶應SFCは重視して見たいわけではないのです。
毎年、慶應SFCにはこうした全国トップレベルの実績をひっさげた猛者が集まります。
その中で、実績だけで目立とうとするのは至難の技です。
過去の実績ではなく、未来のビジョンで勝負しましょう。
自分がいいたいこと、相手が聞きたいこと、これを冷静にわけなくてはいけません。
「私の志は○○を実現することです」
「私が入学することで、○○に貢献します」
「卒業後は○○として活躍します」
このように未来への展望を具体的に書きましょう。
慶應SFCはあなたの未来の可能性に期待しているのですから。

○「問題発見→解決策」の流れを示す
志望理由書は全体の流れが大切だと述べましたが、
慶應SFCの志望理由書の中で、示しておくべき流れがあります。
それは「問題発見→解決策」の流れです。
まず、問題発見についてですが、これは研究課題へとつながる問題意識のことです。
つまり、あなたが慶應SFCに入学して挑戦したいと考えている研究課題は、
本当に4年間をかけるだけの価値があるものなのか、十分に検討しなければいけません。
枝葉の問題ではダメです。
いかに、本質的な問題を提起できるか、それこそが、慶應SFCの求める「問題発見能力」なのです。
問題発見能力を養うためには、日頃から「深く考える」ことをおすすめします。
どういうことかというと、「自分の意見を疑うこと」です。
スピードを重視する前に、自分が絞り出した答えに、
もう一度、多角的な視点から「本当にそうなのか?」と考察するのです。
時には頭の中で自分にツッコミを入れながら、自分の意見に対して自分で反証していく。
それができる人は、本質的な問題を発見できる可能性が高いです。
問題の指摘と解決策が的を射ているのであれば、決して「イタチごっこ」になることはないでしょう。
次に、解決策についてですが、問題に対する実現可能であることを示すためにも、
行動が伴っていることが大事です。
たまに見かけるのが、頭でっかちの批判家になってしまっている人です。
いくら批判はできても、それに代わる代替案まで提示できる人は多くありません。
また、解決策の内容も”ただの”解決策ではいけません。
慶應SFCが期待しているのは、「創造的」解決策です。
つまり、通り一遍のありきたりなものではダメです。
現象論に着目した解決策では、新たな問題を生み出す「いたちごっこ」になってしまいますので、
構造論に訴えかけるような抜本的な解決策が求められています。
一朝一夕に思い浮かぶようなものではありませんが、
そのような深い思考から導き出された解決策は、例外なくユニークなものになっているはずです。
□本質的な問題を見抜く眼
□斬新な解決策を提案実行する力
この2つを示すことができれば、必ず審査官はあなたに興味を示すはずです。

今回は「慶応SFCの志望理由書で注意したいこと」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「志望理由書は冒頭3行が重要!」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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