独占対談 第4回
慶應大学法学部FIT入試現役合格者 竹内えりかさん
今回のインタビューは動画でもお楽しみいただけます。
是非ご視聴ください。
今回は、慶應大学法学部FIT入試に現役合格した
ミス慶應 竹内えりかさんに、志望理由書の書き方・コツについてお伺いしました。
Q:本日は竹内さんに入試の際に行った対策や意識したことについて教えて頂けたらと思います。まず最初に、志望理由書で重要なことについてお話をお聞かせ下さい。
志望理由書は、総合型選抜やAOなど推薦入試の中では最重要といっても過言ではない重要な書類ですが、竹内さんはどのような意識でこの課題に取り組みましたか?
私が志望理由書を書くときに意識したことは2つあります。
まず1つ目が、「自己分析をちゃんとすること」です。
例えば、自分が中高時代に何を行ってきたのか、自分の強みは何かということを、きちんと「自分の言葉」で説明できるようにならないといけないと考えたときに、
自分のことをしっかりと分析しきれていないと自分の言葉で説明はできないと感じ、
そこで自己分析は大切だと感じました。
そして、2つ目が「その大学の良さをきちんと理解する」ということです。
やはり自分が何をしてきたということだけだと大学側からしてみれば、「別にうちの大学でなくてもいいのではないか」と思われてしまう可能性があります。
例えば、私は慶應のFIT入試で合格したのですが、
「自分はこういうことをやりたい、慶應大学ではこういうゼミがあるのでここでしか自分の将来の夢に向かって勉強ができない」という風に、
大学の良さや大学のゼミの内容まできちんと理解して、
「大学のことを分析して考える」ということをずっと意識していました。
Q:自己分析についてですが、「自己分析が苦手」という人も結構多いと思うのですが、竹内さんは当時何から手を付けたのでしょうか?
当初は、高校3年生の4月くらいまではAO試験を受けることは視野に入れていなくて、元々実績がほとんどありませんでした。
中高やってきたことといえば、テニス部を続けてきたことと、生徒会をやりたくて書記や副会長をやってきたことがありましたが、
AOに向けての照準を合わせていなかったので、例えば皆さんは結構実績を積むためにイベントに参加されることなどもあると思いますが、そういうことを全くしていない状態からのスタートでしたので、AOのスタートからしたら遅かったと思います。
中高時代に少しでも興味のあることがあれば、それに向けて自分で体験してみることが大切です。
あとは、「テニスを6年間続けていた」と言っただけでは、大学側からしてみれば「あ、そうなんだ」というだけに取られてしまうかもしれませんが、
言い方はあれですが、「そこでいくら盛るか」が大切です。
「自分はテニス部で○○で県大会止まりだったのですが、自分が部活をこういう風に変えました。」という風に自分がやってきたことを自分で理解して良い風に言えるか、自己アピールできるかが大切だと思います。
あと、高校3年生とかぎりぎりの期間になってきからでも、自分の興味のある分野のイベントがあれば即座に参加して自分の知識として取り込むなど、前向きな姿勢というのも大切だと思いました。
Q:その当時やりたいなと思っていたことや志望理由書に書いた内容をお聞きしても良いですか?
私は当時から、「将来的には国連の国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)というところで仕事をしたい」と考えています。
元々はそんなに国連の意識というものはなくて、他の大学の法学部もそうだと思うのですが、弁護士になりたい方が多いのですが、
弁護士とか公務員とかだとありきたりすぎて面接官や先生、教授方が面接の資料や志望理由を見たときに、アピールポイントが少ないと思われてしまうことを考え、
「他の人たちとは違う着眼点を持った将来の夢が欲しいな」と思い、そこから国連に対しての興味が湧いたので、そこからUNHCRで働きたいと思いました。
その目標を立てたのが、高校3年の4月~5月くらいで、本当にギリギリでした。
それまで国連に関する知識もなくてイベントの参加もなかったので、高3の時期から例えば募金のイベントだとかUNHCRがどこでイベントを開催しているかというのを調べて、本当に短い2か月間くらいで実績を積み重ねて志望理由書にも書けるようにしました。
自分が興味あることであれば、いろんなイベントに足を延ばして実際に行ってみることが重要だという風にその時は痛感しました。
Q:今実績がなかったとしても作ってしまえばいいということですね。
結論を言うと志望理由書には何が大切なのでしょうか?
1つ目は、自己分析をしっかりとすること
2つ目は、愛額の良さをきちんと知ること
この2点です。
お忙しい中、ありがとうございました。
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