独占対談 第18回
産業能率大学入試担当 林 巧樹さん
今回は、産業能率大学入試担当の林さんに
「経営学部」と「情報マネジメント学部」の違いと、
どちらがどんな人におすすめかお聞きしました。
今回のインタビューは動画でもお楽しみいただけます。
是非ご視聴ください。
Q:今回は、産業能率大学の学部について教えていただきたいと思います。
産業能率大学には、「経営学部」と「情報マネジメント学部」の2つの学部がありますが、
KOSKOSの塾生の中でも、どちらの学部に行けばよいのか悩んでいる子がいます。
「経営学部」と「情報マネジメント学部」の違いとおすすめについて教えてください。
A:まず、「経営学部」と「情報マネジメント学部」の歴史的なことから申し上げると、
本学は1979年にできたのですが、
その時にできたのが「経営情報学部」という学部で、
その後「情報マネジメント学部」という名前に変わりました。
どちらが古いのかというと「情報マネジメント学部」の方が元々できた方の学部です。
それが今も情報マネジメント学部のある湘南キャンパスといっている伊勢原市にできました。
それから20年くらい経った2000年に「経営学部」ができました。
自由が丘で学ぶようになったのが2008年からです。
Q:結構最近ですね。
A:はい、歴史的に見ると「情報マネジメント学部」の方が、伝統があるといえるでしょう。
Q:どういった人が入ってきて、どういった学びができるのか、
2つの学部による違いも教えていただけますか?
A:「学ぶ違い」が難しいのですが、実は結構似ているのです。
「経営」と「経営情報」というくらいの違いの話なのですが、
元々コンピューターを学べる大学っていうことで始まったくらいなので、
「情報マネジメント学部」は、経営学とコンピューターを学ぶことができます。
「経営学部」は、純粋にビジネスを学ぶことができます。
入ってくる学生の違いは、
「情報マネジメント学部」の学生は、
コンピューターやコンテンツビジネスといわれるような、
動画編集や3Dなどを勉強したいという子もいれば、
スポーツマネジメントという、プロスポーツのマネジメントのことを勉強したい、
例えばJリーグの球団スタッフになりたいという方も結構いるので、多様です。
就職する先もプロスポーツの球団に入って就職する子もいれば、
システムエンジニアになる子もいれば、
コンテンツビジネス関係にいく子もいるなど、
こちらも多様だといえます。
Q:「情報マネジメント学部」の方ができることが多いということでしょうか?
A:学ぶことができる守備範囲が広いといえます。
ただ、「経営学部」もホスピタリティという分野や当然マーケティング学科ではマーケティングも勉強できます。
「情報マネジメント学部」の方がスキル寄りで、
「経営学部」は、スキルというよりも、
その世界の中の問題解決を図る力を伸ばせるという特徴があります。
「手に職をつける」という言葉がありますが、
「情報マネジメント学部」の方が手に職をつけられます。
「経営学部」の方がもっと汎用的な力を伸ばしているといえます。
Q:学部の違いで入試にも違いがあるのでしょうか?
A:これは結構あります。
まず、一般選抜では、すべての日程で両方の学部が受けられます。
みなさん見ていただくと分かると思うのですが、
2つの学部では倍率が全然違います。
「情報マネジメント学部」は湘南キャンパスなので、
千葉や埼玉から通いにくいため、圧倒的に神奈川県の子が多いです。
そうすると、どうしても自由が丘の方は千葉や埼玉、
場合によっては茨城からも通えるので、受けられる範囲が違うということもあります。
倍率が違う=受験生の数が違うということになります。
例年、「情報マネジメント学部」の倍率は「経営学部」の半分ほどです。
総合型選抜・AO方式の課題の量なども、
同じようなシステムにはなっているものの、分量が違ったりします。
入試の受けやすさ、受かりやすさでいうと、
「情報マネジメント学部」だと言えるでしょう。
Q:卒業後はどういった違いがありますか?
A:就職率はどちらの学部もほとんど変わりません。
むしろ年によっては「情報マネジメント学部」のほうが良かったりするくらいです。
Q:入りやすい「情報マネジメント学部」の方が、就職率が高いこともあるのですね。
A:実際に去年は「情報マネジメント学部」の方が良かったくらいだと思います。
「経営学部」も全国レベルで考えるとかなり高いのですが、
それよりもさらに「情報マネジメント学部」の方が高いというのは、
さっきもお話ししたとおり「スキルを身に付ける」ことで幅広い世界に行けているので、
必ずしも情報系でもないし、物流系でもない、色々な所にみんな就職できています。
元に持っている素地が色々あるので、行先もいろいろあることが就職率がいい条件になっているのだと思います。
Q:「情報マネジメント学部」の方が実際に「お得」なのでしょうか?
A:学費を考えたり、偏差値の難易度を考えたり、
入試の倍率を考えて卒業した時の就職を考えたら、
はっきり言ってお得だと思います。
しかも、伊勢原市というところなので、
一人暮らしになっても家賃が安い、結構綺麗ということもありますから、お得だと思います。
Q:通える人や一人暮らしができる人はおすすめだということですね!
本日は、学部の違いについて林さんにお話を伺いました。
お忙しい中、ありがとうございました。
ぜひ、神奈川県に住んでいる人やどうしても産業能率大学に受かりたい人は
「経営学部」だけではなく、「情報マネジメント学部」も検討してみてはいかがでしょうか?
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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