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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「続・勝つ!小論文の書き方」についてお伝えしていきます。
◆書き出す前に「賛成・反対メモ」を作成する
試験開始の合図とともに「見切り発車」で書き出す受験生がいます。
それでは、勝論文は書けないでしょう。
文章を書き出す前には必ず構成を考えてください。
具体的には「賛成・反対メモ」を作成してください。
それをすることで、試験中に滞りなく書き進めることができます。
小論文では本音を書く必要はないと前にもお伝えしましたが、
賛成で書くか、反対で書くか、立場が決まらないと書き出すことができません。
そこで、下記のような「賛成・反対メモ」を作成するのです。
簡易的なメモですので、試験中でもすぐに書けるはずです。
賛成の理由、反対の理由をそれぞれ箇条書きで結構ですので、5つ挙げてみてください。
その中から、実際に小論文として書くのは3つです。
最低でも3つ挙げられないものは意見として小論文に書けません。
例えば、賛成の理由は2つしか挙がらなかったけれど、反対の理由なら5つ出せたとしましょう。
その場合、反対の立場で小論文を書いた方が、あなたにとって書きやすいということです。
では、賛成で出した2つの意見は使わないのかというと、そんなことはありません。
後ほど紹介する「たしかに、〜しかし、〜」というテクニックを用いる際に使いますので、メモは消さずに残しておいてください。
カッコの中には、前述した理由出しのコツに従って、伝える順番を入れてください。
賛成意見 | 反対意見 |
◆ ( )
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◆ ( ) |
◆ ( )
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◆ ( ) |
◆ ( )
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◆ ( ) |
◆ ( )
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◆ ( ) |
◆ ( )
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◆ ( ) |
◆「意見を述べよ」も「賛成・反対」に問い直す
前項で「賛成・反対メモ」について紹介しました。
「ちょっと待ってください!課題が賛成か反対かが問われるものでなかったらどうすれば良いのですか?」
そんな声も聞こえてきそうです。
実際、「あなたの意見を述べよ」という形式で問われる課題もあります。
それでも大丈夫です。
答えは簡単。
その場合も自分なりに問いを立てて、「賛成・反対」に問い直せば良いのです。
例を示しましょう。
「学校教育におけるAIの活用について、あなたの考えを述べてください。」
このような課題が出題されたとします。
この場合、賛成・反対に問い直すとすると、次のような問いが考えられます。
「昨今、学校教育においてAIが活用されつつあるが、果たしてそれは生徒の成長にとって、プラスに働くのだろうか。それともマイナスになるのだろうか。私は学校教育におけるAIの活用に賛成である。」
いかがでしょう。
イメージは掴めましたか?
小論文の神様と呼ばれる樋口裕一氏(多摩大学名誉教授)は、多くの著作の中で次のように述べています。
「小論文とは、ある問題に対して、イエスかノーかを答えるもの」
設問形式がどうであれ、あなたが賛成反対で論じられるように自ら問いを立ててみてください。
◆「要約」には手順がある
小論文試験の中で「要約」が課されることがあります。
要約とは、文章の要点を短くまとめたものです。
これを課す主な目的は、課題文をしっかり理解できているか、受験生の文章理解力を見るためです。
要約には手順があります。
正しい要約の仕方を身につければ、減点は防げます。
具体的には次の4ステップで要約を行います。
ステップ① 課題文に目を通し、全体像を掴む
ステップ② 各段落の重要文をチェックする
ステップ③ ②から筆者の意見のみを抽出する
ステップ④ ③をつなぎ合わせて文章を整える
それぞれのポイントについて解説します。
ステップ①課題文に目を通し、全体像を掴む
繰り返し出てくる単語については印を付けておきましょう。
また、初めから一気に全体を要約しようとしないことです。
一読して、大まかな展開を把握するように心がけてください。
ステップ② 各段落の重要文をチェックするについて
段落のない文章の場合、まずは段落に分けることからスタートしてください。
段落を分ける際は、それぞれ役割、意味を持ってまとまっているか意識してください。
その上で、中心文をしっかりと見極めてください。
ステップ③ ②から筆者の意見のみを抽出する
具体例や体験談を挙げている部分は除きましょう。
もちろん、あなたの考えや感想を加えることも厳禁です。
ステップ④ ③をつなぎ合わせて文章を整える
課題文の論理展開に沿った内容にすることを意識してください。
文章の切り貼りではなく、課題文を読んでいない人でもわかるように書きましょう。
課題文の筆者になりかわって書くのがコツです。
ちなみに、「200字以内」の要約であれば、段落分けは不要です。
冒頭の一段下げも必要ありません。
小論文で勝つ人は、一連の手順を遵守しています。
どのような課題であっても、この手順を従ってください。
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