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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「AO入試を自分の人生を整理する「きっかけ」にする。」についてお伝えしていきたいと思います。
AO入試には、準備期間から入試本番までの過程を通じて、これまでのあなたの人生を振り返るきっかけや整理する機能が備わっています。
かつて指導した塾生で印象に残っている人がいます。
彼は入塾した頃、何につけても無関心のように思えました。
好きなこと、楽しいことを聞いても、「特にありません」の一点張り。
できる限り、本人の興味関心を引き出そうと苦心しましたが、それでも曖昧な返事ばかりでした。
毎回毎回、フワッとしたやり取りが続き、「やれやれ、これはどうしたものか……」と指導に悩んでしまいました。
しかし、根気強く対話を続けたところ、ある日ふと、「音楽」という一つのキーワードが出てきました。
彼は中学校時代から、バンド活動を続けていました。
何気なくやってきたことだが、よくよく話を聞いてみると、
彼は「音楽を通じて人の心を癒したい」という思いを心の底に秘めていることがわかったのです。
過去の取り組みについて、意味合いや意義を見出し、自分が何のために頑張ってきたのかに気づくことができてから、彼は将来の展望についても、スムーズに思い描くことができるようになりました。
現代人は時間に追われているといいますが、高校生にもそれは当てはまります。
彼もその一人だったのです。
彼は自分自身に無関心だったわけではなく、過去を振り返り、整理するきっかけがなかっただけなのです。
また、「将来、音楽で食べていくのは難しい」と勝手に決めつけて、知らず知らずのうちに自分に制限をかけていたのです。
音楽を職にするといっても、ミュージシャンから教員、研究者まで様々な関わり方があります。
慌ただしい日々を過ごしていたら、じっくりと腰を据えて、自分の過去について振り返り、未来を模索する機会はあまりないでしょう。
受験という機会を特に何も考えずにやり過ごすことだってできます。
たかがAO入試、されど、AO入試。
この機会を逃したら、次のチャンスはいつくるかわかりません。
この機会を大いに有効活用しましょう。
〇「細く長く」準備した者が勝つ。
先日、高校1年生の生徒から「AO入試に向いている人はどんな人ですか?」と質問されました。
その質問に対する回答は…「コツコツ継続できる人」です。
短期集中で乗り切ることができるのは、ノウハウの類いだけです。
例えば、出願書類の「書き方」や面接の「話し方」といった知識やスキルに関しては、直前対策でも身につけることができるでしょう。
ただし、短期間で身につけた知識や能力は、同時に短期間で抜け落ちてしまうリスクがあります。
一方で、相手の話しの意図を汲む能力は、一定期間にわたる鍛錬が必要になり、一朝一夕には身につきません。
いわゆる、「内面的な力」を自分のものにするには時間がかかるのです。
しかし、長い月日をかけて養った力はそう簡単には失われません。
直前につめこんだ小手先のテクニックだけで入試を突破できるだろうと軽く考えていては足元をすくわれます。
AO入試は「細く長く」準備するのが鉄則です。
一般入試では一日12時間くらい勉強する受験生もザラですが、
AO入試の対策にせいぜい一日1〜2時間も確保できれば十分です。
いわゆる、「ガリ勉」は必要ありません。
私立大であれば、難関大といわれる早稲田大学や慶應義塾大学であっても、一年間で集中的に勉強すれば、逆転合格できることも珍しくありませんが、AO入試はこれまでの積み重ねがものをいう試験なのです。
高校1・2年生のうちからAO入試に向けて意気込む必要はありませんが、
広い視野で物事に取り組む姿勢は持ちましょう。
そうすれば、高校3年生になった時、選択の自由度が大きくなります。
選択肢があまりに多過ぎてどれを選べばいいのか迷ってしまうというのも困りものですが、
選択肢が一つしないよりは複数あるほうがよいでしょう。
さて、今回は「AO入試を自分の人生を整理する「きっかけ」にする。」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
もし、今回の記事を読んで質問や相談がある方は、ぜひKOSKOS公式ホームページまでお問合せください。
また、KOSKOSではAO入試、推薦入試受験生、保護者を対象に無料個別相談を実施しています。
KOSKOSの認定講師がマンツーマンであなたの質問、相談にお答えします。
次回は「自分は探すものではなく、「つくる」もの。」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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