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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「”やりたいことがない。”は大ウソ。」についてお伝えしていきたいと思います。
「最近の若者は無気力だ」という人がいますが、本当にそうでしょうか?
たしかに、塾生に「将来、やりたいことは何か?」と質問してみると、
「え〜っと、特にないですね」などと返ってくることもあります。
そこで、さらに続けて、こう質問してみます。
「じゃあ、好きな芸能人はいる?」と。
すると、塾生からは好きなアイドルや俳優たちの名前があがります。
さらに続けて、「じゃあ、その人に会ってみたいと思わない?」と聞いてみると、
「もちろん、会ってみたいけど……」といったYESを引き出すことができます。
ここまでくれば成功です。
なぜなら、塾生の興味関心の糸口を見出すことができたからです。
あとはどうすれば、それを実現できるのか、「HOW」を考えるだけです。
このように、誰しも本当はやりたいことがないわけではないのです。
AO入試は人生を整理するきっかけになると書きましたが、それによって、「気づくこと」が大事なのです。
最初は些細な関心で構わないので、自分が興味のあることに気づくこと。
「こんなことは大学に進学する意義にはならないかな」などと自分でハードルを高くしてはいけません。
例に挙げたように、もっと単純でいいのです。
むしろ、より本能的な欲求のほうが強い動機づけになります。
小さな関心から考えを巡らせることで、次第に大学に進学して学んでみたいことも見えてくるはずです。
取っかかりを見つけることができれば、それを掘り下げることは、さほど難しいことではないでしょう。
あなたの興味関心を上手に引き出してくれる人がいれば心強いですが、
仮にいなくても、自分自身との対話を続けていれば必ず何かしらの種は出てくるはずです。

〇長所と短所は、「表裏一体」。
自己分析のトピックとして、「長所・短所」は定番です。
大学はあなた自身のどのような個性を活かして、活躍してくれるのかを知りたがっています。
そうした意図であなたの長所と短所をセットで問うことがあります。
長所・短所を考える上で注意しなければいけない点が三つあります。
一点目に、「それらの個性が大学でどのように活かせるのか」ということ。
大学で役に立たない個性であれば、AO入試という局面で触れるものとしては相応しくありません。
どのようなものが適切かというと、外面ではなく、内面に着目したものです。
「目がパッチリしています」「足が長いです」といった外面的なものよりも、
「協調性」や「マネジメント力」などを大学のアドミッション・ポリシーと結びつけて、
具体的に述べるようにしましょう。
二点目に、「長所と短所は裏返しで考える」ということ。
長所と短所は表裏一体、長所も行き過ぎれば、それは短所になります。
「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
具体例を挙げると、「積極性」が長所の受験生にとって、短所は「おせっかい」といった具合です。
両者に矛盾があっては、あなたの人物像が見えてこず、相手に疑念を抱かせてしまうことになります。
三点目に、「短所を挙げる際に、致命的なものはNG」ということ。
「人が嫌いです」「コミュニケーション能力がありません」などといった答えは、
たとえそれが本心でも、入試という場面においては控えたほうがいいでしょう。
「正直」という長所も行き過ぎれば、空気が読めない「バカ正直」という短所になります。
あくまでも「入試における」長所・短所の回答であることをもう一度思い出しましょう。
よく「個性がない」と嘆く人がいますが、そんな人はこの世には一人もいません。
大学入試において、長所・短所といえるような個性は、誰にでもあります。
そして、それは丁寧に自己分析を行うことによって気づくことができるのです。

〇塾に「丸投げ」しない。
AO入試実施大学の増加に伴い、専門の対策塾の需要も拡大しています。
ある大学では、受験生の約8割が何らかの形で専門塾の対策を受けているという話もあります。
「志望理由書の基本的な書き方を教えてほしい」
「伝わるプレゼン資料の作り方を指導してほしい」
こうした要望に応えてくれる塾があると、受験生にとっても心強いでしょう。
知っているか、知らないかで差がつきます。
これは受験の情報格差といえるでしょう。
しかし、受験生の中にも塾に通って意味がある人と、そうでない人の2種類がいます。
特に、対策を「丸投げ」するタイプは、入塾しても効果が期待できないでしょう。
お客様気分で通塾しても合格へは一歩も近づきません。
AO入試対策塾の費用は、年間でおよそ60〜80万円が相場と言われています。
人の成長という観点から考えると、そこまで驚くような金額ではないかもしれませんが、
本人の努力が伴わない限り、変わることはできません。
塾選びの際は、あなたの「要望」を明確にすることが大切です。
授業スタイルは「個別指導」を希望するのか、それとも、「集団指導」なのか。
講師は「ベテラン」が良いのか、年の近い「現役学生」が良いのか。
それによって、通うべき適切な塾も変わってきます。
入試まであまり時間がないのであれば、個別指導のほうが効率的に学べるでしょうし、
志望校に在籍する現役学生講師であれば、「生のキャンパスライフ」が聞けるでしょう。
結局のところ、良い塾とは、あなたに合った塾のことです。
いずれにせよ、塾を利用するのはあなた自身であり、
すべてを丸投げするようでは、有名講師が教えようが、ノウハウが優れていようが、成果は得られません。
「●●塾なら、きっと変われる!」そんな広告はたくさんありますが…
自分を変えられるのは、自分だけです。

さて、今回は「”やりたいことがない。”は大ウソ」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
もし、今回の記事を読んで質問や相談がある方は、ぜひKOSKOS公式ホームページまでお問合せください。
また、KOSKOSではAO入試、推薦入試受験生、保護者を対象に無料個別相談を実施しています。
KOSKOSの認定講師がマンツーマンであなたの質問、相談にお答えします。
次回は「なぜ大学に進学するのか?を自問自答する」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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