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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「面接試験の真実」についてお伝えしていきたいと思います。
〇 本当に「圧迫面接」はあるのか?
「泣きながら面接室から出てくる受験生を見た」
「高校の成績が悪いことを厳しく指摘された」
「自己 PRを途中で強制的に中断された」
このような話を聞かされたら誰しも困惑するはずです。
半ば「都市伝説」のように語られていますが、実際のところはどうなのか、あなたも気になっているのではないでしょうか。
果たして、大学の面接現場では圧迫面接が行われているのでしょうか?
その答えは、断固、「NO」です。
圧迫面接は今や就活でも禁止されています。
「そんなはずはない。実際、私は圧迫面接を受けました」
そう訴える人もいるかもしれませんが、それは圧迫面接の定義が違うように思います。
中には、「面接官が怖い顔をしている」などといった理由で、それを圧迫だと捉える受験生がいます。
しかし、それは単なる受験生の思い込みであり、通常の面接質問の範疇に入ります。
その他にも例えば、「3分間で自己PRしてください」という質問をされたとします。
受験生は準備してきた自己PRを一生懸命に披露しようとし、ついつい時間を忘れて熱弁してしまうことがあります。
それを途中で制止されたとしても、これは明らかに受験生側に非があります。
面接はあらかじめ時間が決められています。
面接官は限られた時間の中で受験生の適性や将来性を見定めなくてはいけません。
時間を守れないのは、受験生の準備不足が原因といってよいでしょう。
冒頭の話でいえば、泣きながら面接室を出てきた受験生はもしかしたら、
同じように準備不足を露呈してしまい、頭が真っ白になって泣いてしまったのかもしれません。
評定平均が5段階評価で2点台だった場合、面接官が「なぜ、そこまで成績が悪いのか」と疑問に思うのはごくごく自然なことです。
それを圧迫面接だとは言えません。
このように、受験生が勝手に圧迫だと感じている場合がほとんどです。

〇 専門分野の教員が担当するとは限らない
慶應 SFCの場合、面接を担当するのは、「現役の大学教員」です。
普段は専門分野の教鞭を執っています。
つまり、研究分野におけるプロフェッショナルです。
一方、面接官として見れば、必ずしも専門家とはいえません。
中には、あなたの研究テーマについて得意でない面接官もいるでしょう。
基本的には受験生の研究テーマに合った面接官を割り振っているようですが、
それでも必ず専門の教員が担当するとは限りません。
受験生はその点を踏まえて、面接に臨まなければいけません。
□質問がわかりづらい
□一方的に話が長い
□極端に熱が入っている
残念ながら、そんな面接官も本当にいます。
「相手も面接のプロとは限らない」
そのようなスタンスでいれば、気持ちに余裕を持って臨めるのではないでしょうか。
それを無視して、「大学教員なのだから、何でも知っていて当たり前」という姿勢で話してはいけません。
特定分野の専門用語は、その道に精通していない人にとってみたら、何のことだかサッパリわからないこともあります。
そのまま突っ走ってしまったら、相手は会話についていけなくなってしまうでしょう。
志望理由書同様、中学生でもわかる言葉を使って話すことが大事です。
逆転合格する人は難しい言葉を使いません。
実にシンプルな言葉選びをします。
ゆえに、誰が聞いても一瞬で話を理解できます。
難しい表情をして、専門的な言葉や回りくどい表現を使い、難解な(ように聞こえる)話をする人ほど、
バッサリ落とされてしまいます。
パッと見は、何やら頭がよさそうに見えるのかもしれませんが、実際のところは話に中身がないのです。
結局のこところ、面接では相手に伝わらなければ何の意味もないのだということをしっかりと念頭に置いておきましょう。

〇 迎合しても受からない
世の中には、4種類の「ジンザイ」がいます。
「人罪」
「人在」
「人材」
「人財」
人罪とは、「罪な人」と書くが、大学や周囲の学生に対して悪影響を及ぼす人のこと。
人在とは、「存在するだけの人」と書くが、ただそこにいるだけの人のこと。
人材とは、「材料として代替可能な人」と書くが、一人前ではあるが、代替のきく人のこと。
人財とは、「財産となる人」と書くが、「キミでなければダメだ」といわれる人のこと。
慶應SFCが求めているのは「人財」です。
「この人と一緒に研究したい」と、人として好かれることは大切ですが、そのために、迎合しても受かりません。
逆に媚びた印象を与えてしまってはマイナスにしかなりません。
「おっしゃることは100%正しい」
「あなたの指示なら何でも聞きます」
これでは思考停止状態です。
慶應SFCにどうしても入りたいという気持ちはわかります。
人によっては「もう後がない」という追い詰められた状況の受験生もいるでしょう。
しかし、「絶対に合格を勝ち取りたい!」という気持ちは皆同じです。
たとえ、「慶應SFCのためなら何でもします。お願いですから、私を入学させてください!」と懇願してみたところで、
あなたが活躍している姿を想像できなければ、面接官はバッサリ切るでしょう。

今回は「面接試験の真実」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「面接において“見た目”は大切!」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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