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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「AO入試の正体!これまでと同じ受験勉強では通用しない」についてお伝えしていきたいと思います。
2020年といえば、東京オリンピックのイメージが強いかもしれませんが、教育業界にとっても極めて重要な年になります。
その理由は、「大学入試改革」が実施されるためです。
まさに今、日本の大学受験は大きな変革期を迎えようとしています。
改革がスタートすれば、センター試験は廃止され、新テストが導入されます。
従来のようなペーパーテストのみで合否を決める一般入試はなくなり、今後はすべての選抜方式がAO入試の形態に統一される方向です。
「そうはいっても、AO入試はまだまだ少数派の特殊な試験方式なのでは?」と思っている人は、保護者だけでなく、受験生の間でも少なくないようです。
しかし、AO入試が限られた人の特別な入試だったのは随分と昔の話です。
特に、ここ十数年で私立大学を中心に爆発的に導入が進みました。
2015年度には464校もの私立大学が導入しています。
その入学者数もすでにAO・推薦入試を足すと、5割以上になります。
そう考えると、AO入試は一般入試以上に〝一般的な〟入試方式であり、もはやマイナーな入試とは呼べないでしょう。
細かい試験内容や変更点はひとまずさておき、ここからハッキリとわかることが一つあります。
それは、「これまでやってきたことを、周りの受験生と同じようにやっていたのでは、これからの大学入試には到底、太刀打ちできない」ということです。
学力重視の傾向は変わりませんが、今後はそれ以外にも様々な能力が求められます。
その事実を知り、一部の受験生は早々に新たな変化に対応しようと準備を進めています。
人は急激な変化を嫌う傾向にあります。
しかし、そうはいっても確実に変化の波は押し寄せてきます。
さて、あなたは新しい入試に立ち向かう心構えはできているでしょうか?

〇AO入試は「お見合い」である。
そもそも、あなたはAO入試について正しく理解しているでしょうか?
AO入試とは、「アドミッション・オフィス入試」の略で、米国発祥の入試形態です。
日本では、1990年頃に慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合政策学部と環境情報学部が初めて導入しました。
国内では実施されてから30年弱と日は浅いですが、米国にはあの有名なハーバード大学をはじめ、AO入試しか存在しません。
この「アドミッション・オフィス」というのは、入試を担当する部署のことです。
そこでは「アドミッション・ポリシー」と呼ばれる学部ごとに異なる「育成したい人物像」を掲げています。
それに合致した受験生に入学してもらうのがAO入試の目的です。
出願者の人物像を見るために、選抜方法は一般的に学力試験だけでなく、志望理由書、面接、小論文などが課され、出願者の個性や適性が多面的に評価されます。
大学・学部ごとに選抜方法、評価基準は異なりますが、共通していえるのは、AO入試受験生と大学の「マッチング」を見る入試だということです。
言い換えれば、お互いがいいところを確かめ合う「お見合い」の場と言えます。
似たような名称の学部はたくさんありますが、同じ「国際系学部」であっても、大学によって特色や育成したい人物像は大きく異なります。
例えば、立命館アジア太平洋大学(APU)のアジア太平洋学部であれば、「アジア太平洋地域の持続的発展と共生に貢献できる人材を育成すること」を目的として掲げています。
「将来はアジア太平洋地域を軸に、グローバルに活躍したい」と思っている受験生にとっては最適と言えますが、そうでない人にとってはベストな大学とは言えないでしょう。
このようにアドミッション・ポリシーを通じて大学・学部の個性を知ることができます。
今後は多くの大学がアドミッション・ポリシーをより明確にした上で、実践的な能力を問う選抜へと変わっていくはずです。

今回は「AO入試の正体!これまでと同じ受験勉強では通用しない」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「一芸ではなく、「総合力」で勝負する」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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