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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「プレゼンの主役はいつだって”相手”」についてお伝えしていきたいと思います。
面接の中でプレゼンがセットで課されることがあります。
プレゼンとは、「プレゼンテーション」の略で、要するに、人前で発表することです。
大学面接のプレゼンは5〜7分程度が一般的な持ち時間で、
人数も面接官2〜3人のため、学会発表などの本格的なものに比べて小規模の部類に入ります。
それでも、日本の高校では授業でプレゼンが行われることはあまりないため、不慣れな人が多いです。
プレゼンが「生モノ」といわれる所以は「ライブ感」にあります。
臨機応変さが試される点がプレゼンの難しさの一つになっているのでしょう。
相手の立場に立って考えることはコミュニケーションの基本であり、
それはプレゼンという状況においても変わりません。
プレゼンの主役はいつだって「相手」なのです。
本番のために準備してきたスライドを見せることに一生懸命で、
相手の表情やしぐさを見逃してしまう受験生は少なくありません。
自分が話すことに集中し過ぎてしまって、周囲が見えなくなっているのです。
大講義で何百人もの観衆の前でプレゼンするというなら、一人ひとりの繊細な仕草などは把握することはできないでしょうが、前述したように大学入試のプレゼンならできるはずです。
彼らがどのような態度で聞いているか適宜、注意を払いながら話を進めましょう。
途中で注意を引きつけるため、質問を投げかけてみるのも手です。
きちんと指名すれば、反応してくれることがほとんどです。
単調なプレゼンを聴かされるほど、苦痛なものはありません。
人の集中力は長い時間持続しません。
聴衆が号泣するような感動するプレゼンを目指す必要はありませんが、
最低限、ラストまで飽きさせないくらいの工夫は必要です。
「プレゼン」と「プレゼント」は一文字違いです。
あなたは自己満足で終わるのか?
それとも、相手にインパクトを与え、いい気持ちになってもらうのか?
ぜひとも後者を選びましょう。

〇シンプル・イズ・ベスト
プレゼンを実施する時には、資料を用いて説明することが一般的です。
パワーポイントのスライドや配布資料にこだわることは悪いことではありません。
しかし、論点がズレてはいけません。
例えば、スライドのデザインに凝る必要はありません。
下手に背景に赤や緑などを使うと、落ち着かなくなってしまいます。
アニメーションも基本的には使わなくていいでしょう。
使うとしても、ポイントとなる部分に一種類で十分です。
いつ何時でも「シンプル・イズ・ベスト」を心掛けましょう。
実は、分厚い資料を作成するよりも、A4一枚に納めることのほうがずっと大変なのです。
要点が押さえられていないと、それこそ、ただの手抜きにしか見えません。
量が少ないからこそ、重要なこと以外は載せられません。
当然、配布資料はスライドの縮小コピーであってはいけません。
その程度の質であるならば、配るだけ時間のムダです。
スライドに盛り込む基本情報は、以下の五項目です。
①表紙(テーマ、所属、指名、受験番号、発表日など)
②目次(目次だけで全体の流れがわかるようにする)
③結論(プレゼンで最も伝えたいことは一つに絞る)
④理由(理由は三つ、説得力が高いものから順に後に書く)
⑤まとめ(時間に余裕があれば、最後に簡潔に締める)
これはあくまでも一例であり、プレゼン内容によっては構成も変化するので柔軟に判断しましょう。
配布資料には、その補足情報とまとめを入れて、
パッと見て全体が俯瞰できるような構成にしておくようにしましょう。
A4一枚が基本ですが、もし二枚以上になる場合は、ホチキス止めをしましょう。
その際、ページをめくる際に指を切ってケガをしてしまわないよう、裏にテープ止めをしておく気遣いまでできれば上出来です。
「神は細部に宿る」といいますが、
目に見えない「思い」をこうした形ある「思いやり」として見せられる人は素敵です。

さて、今回は「プレゼンの主役はいつだって”相手”」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「”複数の選択肢”を用意するのも重要な危機管理」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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