

KOSKOSブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「失敗しない最終確認の方法!」についてお伝えしていきたいと思います。
〇 それぞれの書類は補完し合う関係性
出願書類がアドミッション・オフィスに届いて、
担当する大学教員に振り分けられたら、早速、審査に入ります。
慶應 SFCの大学教員は極めて多忙であり、必要最低限度の書類しか見ている時間はありません。
そこで、大体ではありますが、審査には優先的な順番が決まっています。
多くの審査官は次の順に目を通すのが一般的です。
志望理由書 → 自由記述 → 志願者評価書
では、この事実を知り、前述した3点の書類から力を入れて作成し、
それ以外の書類には手抜きをしていいのかといえば、それは間違いです。
それぞれの書類には必ず意図があるからです。
慶應SFCが受験生にムダな書類を提出させるでしょうか?
そのような誰も得をしないことはまず有りえません。
受験生にとっても、大学教員にとっても、時間の浪費になります。
そのことを踏まえて、あなたは出願書類の役割を理解し、効率よくアピールしなければなりません。
各書類で見られているポイントについては、ここまで詳しく伝えてきたので、
それぞれの意図を汲んで書類を作成しましょう。
その際、「それぞれの書類で内容が重複してはいけない」と思い込んでいる人がいますが、
とんでもない誤解です。
むしろ、重複することは自然なことですので、大いに重なって構いません。
しかし、それは常に戦略的である必要があります。
強調したいポイントをあえて重複させるのならよいのですが、
意図がなく、同じことを繰り返し書いてしまってはくどくなるだけです。
それぞれの書類の役割が明確で、お互いを補い合う関係に仕上げることができれば、
審査官に魅力を効果的にアピールできます。

〇 「生年月日」は早見表で確認する
嘘のような本当の話ですが、自分の生年月日を間違える人がいます。
こうした単純なミスは絶対に避けなくてはいけません。
高校の入学の年を間違えていて、
面接官に「ええっと、キミは高校受験で浪人したのかな?」と尋ねられた受験生もいます。
こうした一つひとつのチェックを怠らない人間にこそ、合格の女神は微笑むのです。

〇 出願1週間前を目処に完成させる
現在、慶應SFCは郵送ではなく、「WEB出願」となっています。
そのためか、出願書類を締め切りギリギリに仕上げようとする人がいますが、まさに愚の骨頂です。
募集要項には、「WEB入力は計画的に進め、WEB入力の締切時刻に一日以上の余裕をもって入力を完了させるように進めてください」と書かれています。
実際、締め切り1日前では心配なので、遅くとも「出願1週間前」には完成させる計画を立てましょう。
間違っても時間がないからといって、出願締め切り当日に完成させる計画で進めてはいけません。
ちなみに、「結果的に、締切時刻までにWEB入力を完了できなかった場合、理由の如何によらず一切出願を受付けできません」と記載されています。
サラッと書かれていますが、極めて重要な話です。
締め切り1時間前くらいからアクセスが殺到し、サーバーがダウンしてしまうことも実際にありました。
最初から締め切り日に合わせてスケジュールを立てていたというわけではありませんが、
「これでもない、まだこれでもない……」と修正を繰り返していくうちに、
気づいたら時間になっていたという人も少なくありません。
あと10分で提出を完了しなければならないというときに、
突然、PCがシャットダウンしてしまったなんて話もあります。
「このタイミングで勘弁してほしい」
そんなときに限ってPCの調子は悪くなるものですが、今回ばかりは笑えません。
泣いたところでどうにもならなりません
時間は後戻りできないのですから。
「ピンチのときのアドミッション・オフィス」
万が一、直前で何かトラブルが起きた際は、
この言葉を思い出し、速やかに電話をして状況を伝えましょう。
先にいえば「説明」、後にいえば「言い訳」。
事前に説明しておけば、何らかの考慮をしてもらえるかもしれません。
他に、出願直前で気をつけてほしい点として、「大幅な修正はしない」ということです。
その場合、改悪される可能性の方が圧倒的に高いからです。
悩みすぎてしまい、出願できなければ「一発アウト」です。
今までのあなたが考え抜いて作成した書類を信じましょう。

〇 添削を受ける際の注意点
出願書類を一通り書き上げたら、何度か添削をしてもらうのが一般的です。
添削を受ける際には、次の3つの点に注意しましょう。
「添削者の選定」
「添削の方法」
「添削を受ける姿勢」
この3点をおさえていないと、効果的な添削指導は受けられません。
まずは、添削者の選定についてですが、ここで気を抜いては絶対にいけません。
適切な人に依頼をしなければ、書類が改悪されてしまう恐れすらあります。
では、添削者にふさわしい人とは、どのような人物でしょうか?
次の4つの条件を満たしている人が適任といえます。
①高い文章能力があること
②豊富な添削経験があること
③研究分野の専門的理解があること
④慶應SFCへの十分な理解があること
次に、添削の方法についてですが、添削は「2回1セット」が基本です。
あなたは1回添削してもらい、それで終わりだと思っていませんか?
それでは、せっかく添削を受けても思うようには成長できないでしょう。
なぜなら、添削の意図を取り違えている可能性があるからです。
修正ができたら、もう一度、添削者に確認してもらいましょう。
最後に、添削を受ける姿勢についてですが、
受験生は断じて添削者の意見に振り回されてはいけません。
換言すれば、「答えを他人に求めるな」ということです。
2人の添削者がいた場合、両者で真逆の意見をいわれるかもしれません。
添削者はあくまでもサポーターであり、最終的な判断は受験生本人が下す必要があります。
これまでも、多くの人間の声によって骨抜きにされた出願書類は物の見事に散っていきました。
前述した注意点を守って、出願書類をブラッシュアップしよう。

〇 プリントアウトして最終チェックする
出願書類が完成したら、最後にもう一度、不備がないかチェックしましょう。
その際、プリントアウトして紙媒体でチェックすることを推奨しています。
WEB出願ではPCの画面上で入力するため、書類の全体像を俯瞰することができないからです。
つまり、マウスをスクロールしなければ、
2,000字程度の志望理由書などは読み進めることができないということです。
これでは、「誤字脱字」を見落としがちになります。
「この受験生からは熱意が伝わってこないな」
そう思われたら負けです。
紙媒体でチェックすれば、全体を見通すことができるようになります。
それにより、PCの画面上では見つけられなかったミスも発見できるのです。
KOSKOSの塾生は、書類を作成する際は、小まめにプリントアウトしてチェックしています。
少なくとも、最終チェックだけは絶対にプリントアウトして、自分の目でしっかりと確認するべきです。
「自宅にプリンターがない」
そんな人もいるでしょう。
その場合、コンビニでプリントアウトすればいいのです。
高校や塾・予備校の先生に事情を説明して、お願いすることだってできるでしょう。
方法はいくらでもあるはずです。
ここで10円、20円をケチらないこと。
プリントアウトすることで凡ミスを減らせるなら、安い投資です。
実にシンプルですが、この差はとても大きいのです。

今回は「失敗しない最終確認の方法!」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
もし、今回の記事を読んで質問や相談がある方は、ぜひKOSKOS公式ホームページまでお問合せください。
また、KOSKOSではAO入試、推薦入試受験生、保護者を対象に無料個別相談を実施しています。
KOSKOSの認定講師がマンツーマンであなたの質問、相談にお答えします。
次回は「面接で逆転合格する!」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
質問、相談大歓迎!
