
この度、KOSKOSでは新たに、留学情報館と海外大学併願プランを立ち上げました。
そこで、KOSKOSの公式YouTubeチャンネルでは、
留学情報館と海外進学についてコラボ動画をアップしていきます!
今回は、日本人が入りやすく、早慶MARCH以上のランキング評価を持つ海外大学を、
留学情報館の大塚さんにご紹介いただきます。
Q:今回は「世界ランキング上位なのに日本人が入りやすい海外大学」というテーマでお話を伺っていきたいと思います。
A:なかなか難しい質問ですね。
というのも、国によっても制度が違いますし大学によっても出願方法もちょっと違うので、
「入りやすい」というのは一概には言いにくいのですが、
今回は、基本的にどこの国でも必要となる「英語力とGPA(成績)」を基準に、
「早慶とMARCH以上の国内大学よりも、ランキングは高いけれど入りやすい海外大学」を私なりに3つご紹介したいと思います。
その前に、日本は「偏差値」という指標がありますね。
この偏差値である程度、どこが上とか下という風に言いやすいと思うのですが、
海外の場合だと偏差値という指標がないので、大学のランキングを確認してみましょう。

ランキングサイトでは、QSランキングとTHEランキングが有名です。
今回は、QSランキングを見てみると…東京大学が22位、
京都大学が33位…TOP100に入る日本の大学はなんと5校しかありません。
今回テーマになる早慶がどれくらいかと言うと、
早稲田大学が189位、慶應大学が191位、MARCHになるとだいたい1000位くらいになります。
Q:なるほど。日本では上位の大学ですが、世界から見るとランキングでは1000位くらいになってしまうのですね…
これは衝撃的ですね。
A:そうなんです。今回、このランキングの中で早慶以上になると200位くらいになってくるわけですが、
私の意見を含めて早慶よりも入るのが楽であろうと思う大学を3つピックアップしてみました。
Q:早慶、MARCHとなると、一般選抜でも総合型選抜でも求められるものが高くなる傾向がありますので、
そういった情報は大変ありがたいですね!詳しく教えてください!
A:1つ目の大学は、イギリスの「マンチェスター大学(The University of Manchester)です。
Q:マンチェスターというと、サッカーチームで有名ですね。
マンチェスター大学について詳しく教えていただけますか?
A:イギリスでは知らない人がいないくらい有名な大学です。
ケンブリッジ大学、オックスフォード大学に次ぐ人気の大学になります。
先ほどのQSランキングでは、22位の東京大学と33位の京都大学の間の27位に入っています。
Q:かなりランキングが高いですね…。
入学するのはとても難しいのではないでしょうか?
A:なぜこの大学が入りやすいかと言うと、「ファウンデーションコース」というものがあるからです。
Q:「ファウンデーションコース」とはどのようなものですか?
A:「ファウンデーションコース」とは、日本語でいうと「留学準備コース」でしょうか。
「本科に入る前に一年間準備しましょう」というコースがあります。
ここから入るとそのまま本科に上がれるのです。
Q:編入試験のような感じでしょうか?
A:そうですね。そのような感覚です。
ここに入るためには、マンチェスター大学の場合、IELTSはだいたい5.5です。
英検でいくと二級から準一級の間くらいです。
Q:そうなると、高校生であれば狙えないわけではないですね?
A:もちろん全員がというわけではありませんが、
少なくとも東大に入るよりは、英語だけに絞られるのでそこに関しては楽になるのではないかと思います。
GPA(成績)でいくと4段階表示の3.5くらいです。
日本でいうと5段階の4くらいでしょうか。
Q:成績はしっかり取りつつ英語も勉強すればって聞くと、結構入りやすく聞こえますね。
A:はい。でも、これまだまだあるんですよ。
今回ご紹介する3校の中でも、難易度が一番高いものを持ってきました。
IELTS 5.5も「留学するんだからそれくらい勉強しろよ!」という話でもあるのですが、
それでもある程度英語が得意な人になると思うのです。
あと、GPA 3.5必要ですから、ある程度満遍なく平均4くらいは必要なると思います。
Q: ありがとうございます。それでは、2つ目の大学について教えて下さい。
A:次に紹介する大学はオーストラリアの「アデレード大学(The University of Adelaide)」です。
オーストラリアの国内では3番目に古い大学です。
元オーストラリア首相のジュリア・ギラードさん、ノーベル賞を受賞された方も何人も輩出している大学です。
先ほどのQSランキングでは108位に入っています。
早慶が200位くらいですから、早慶よりも上位に入っていますね。
アデレード大学はオーストラリアでは名門大学です。
TOEFLでいうと50点、IELTS 5.5ですから、
英検2級と準1級の中でも英検2級の方に近いかなという英語力が求められます。
GPAが3.0でよいので、5段階表示で3.いくつでもいけるので、
真ん中より少し上くらいでチャンスがあるのではないかと思います。
Q:かなりチャンスを掴める人がいるのではないでしょうか!
A:QSランキング108位ですよ!(2022年1月時点では106位)早慶よりも上ですよ!
しかもオーストラリアの名門大学ですから、その割には入りやすいのではないかと思います。
Q:そうですよね。早慶に行くためにはかなりの勉強が必要になってきますから、普通の成績を上げるくらいのことで考えると結構楽になりますね!!
それでは、3つ目の大学について教えてください!
A:3つ目にご紹介する大学は、「カリフォルニア大学(University of California)」です。
難易度で言うと他の2校に比べるとはるかに楽、もっと楽になるわけですが、順位はもっと上の大学です。
Q:カリフォルニア大学ですか!結構有名な大学ですよね?
A:UCLAやUCバークレーと言うと有名ですよね。
例えば、ソフトバンクの孫正義さんはUCバークレーを出ています。
故スティーブ・ジョブズ氏とともにAppleを創業したスティーブ・ウォズニアックが出ているのもカリフォルニア大学です。
Q:ということは、カリフォルニア大学に入れば孫正義さんの後輩になれるということですね。
入るのが難しいのではないかと感じてしまいます…
A:入るのが難しいと思うじゃないですか。
直接日本の高校から行こうとするとTOEFLでも100点と英語力だけでも非常に難しいし、
基本的に全米出願者数NO.1の公立大学なので、例えばUCLAではここからのいわゆる競争があって、
トップの中から8%だけが合格できる大学です。
Q:かなり難しそうですね…
A:「全然楽じゃないじゃないか!」と思われますよね。
Q:はい。どうやって入るのでしょうか?
A:それは、編入です。「コミュニティカレッジ」を経由することによって、遥かに楽に編入できるのです。
「コミュニティカレッジ」がどういうものかというと、
カリフォルニア州の2年制の公立大学なのですが、ここに進学した後に編入するというやり方をするのです。
この「コミュニティカレッジ:に入るための英語力が、だいたい英検で言うと2級くらいです。
IELTSで同じ基準でいくと4.5くらいです。
Q:先ほどの2校よりも楽な基準ですね。
A:そうなんです。
コミュニティカレッジに入る時点ではGPAは問われません。
誰でもカリフォルニア大学に行けるかというともちろんその中で競争になりますが、
このコミュニティカレッジの中から33%~37%くらいの人がカリフォルニア大学に入学できています。
Q:コミュニティカレッジの中で上位30%以上に入れば、自動的には入れるということでしょうか?
A:はい、率だけでいうとそのくらいの率です。
ちなみに、日本人でコミュニティカレッジから編入を目指すと、だいたい7.8割くらいは行っています。
もちろん、勉強しないといけませんよ。
現地で2年間コミュニティカレッジで勉強すれば、
そしてGPAをある程度一定ラインにキープできれば、
基本的に7.8割の日本人はカリフォルニア大学のいずれかには行っています。
Q:そう聞くと、日本人が入りやすそうな大学に感じますね。
A:そうですね。ちょっとテクニカルな入り方ではあるのですが、これはアメリカでは一般的です。
Q:特殊な入り方というわけではないのですね!
A:そうですね。他のところでは、もちろん直接進学するというところもありますから、
ここは一回編入するという違いはありますが、実際に私たちは7.8割を留学させています。
とりあえず英検2級だけとってコミュニティカレッジから進学するのも、ひとつのチャンスだと思います。
Q:十分に狙っていけるということですね!
ここまでご紹介いただいた3校の情報をまとめてみました。

KOSKOSで新たに立ち上げた「海外併願プラン」では、こういった進路研究も行うことができるのですよね!
A:はい、そうです。私たちの講義の中でもどういう大学がどのようにコスパが良いのか、
いわゆる「入りやすい」のか、エッセイ対策からどうやって入るのかというところも、
お手伝いさせて頂いていますので、その辺もお気軽にお尋ねいただければと思います。
Q:このお話を聞いて海外留学に興味を沸いてきた方も多いのではないかと思います!
ご興味のある方はぜひ、お問い合わせください。
今回のインタビューは動画でもお楽しみいただけます。
是非ご視聴ください。
もし、今回の記事を読んで質問や相談がある方は、ぜひKOSKOS公式ホームページまでお問合せください。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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