
独占対談 第19回
産業能率大学入試担当 渡邊 さん
今回は、産業能率大学の入試担当を長年務められている渡邊さんに、
入試でよく聞く質問をランキングにして教えていただきました。
入試を担当されている方から直接お聞きすることは滅多にできないことですので、
ぜひ何度も見返して面接の練習に活用してください!
今回のインタビューは動画でもお楽しみいただけます。
是非ご視聴ください。
Q:それではまず、自己紹介をお願いします。
A:産業能率大学の入試企画部に所属している渡邊です。
今年でなんと入試担当歴が21年目になってしまいました。
Q:入試のベテランということですね!!
本日のテーマですが、「産業能率大学の入試面接でよく聞かれる質問ベスト5」
ということで5つ紹介して頂きます!
それでは、まず第5位からお願いします。
A:第5位は「ここ1~2年でヒットした商品やサービスのヒットした理由やさらにヒットさせる方法について」です。
※AL方式の事例(質問内容は入試方式によって異なります。
Q:なるほど、経営学部的な考え方をさせるという感じなのですね!
A:本学は「経営学部」と「情報マネジメント学部」で経営学がベースになっていますので、
世の中の動向に目を向けて欲しいなということで、
こういった質問が入ってくるわけですね。
Q:なるほど!これは産能大ならではの質問な気がしますね。
それでは、第4位をお願いします!
A:第4位は「自己アピール(自己分析)」です。
Q:自己アピール(自己分析)は、総合型選抜の中でもよく聞かれる質問ですが、
産業能率大学の中ではどういった意図でこの質問をされるのでしょうか?
A:一般的に自己アピールというのは、「自分で自分のこと」を考えて書くようなものだと思うのですが、
本学の「自己アピール(自己分析)」というのは、
周りの人に「自分のことをどういう人間だと思っているか」ということをインタビューしてきてもらって、
その結果を客観的にまとめてきてもらうという内容にしています。
なぜそうしているかというと、
これから学ぶ上で自分の強みとか弱みを自分一人で思い込んでいることもありますので、
周囲の人にも聞いて自分が他の人にはどう映っているのか、
いろんな角度から自分を見つめ直して、
強みをさらに伸ばしたいのか、弱みを克服したいのかということを意識して学びに入って欲しいという意図があります。
Q:なるほど!強みと弱みのどちらも把握していかないといけないというところが、特徴ですね。
長所だけではなく、弱みもしっかりと把握しておくことというのは、産業能率大学ならではの質問かもしれませんね。
A:本人も思いがけないことを言われるケースがあって、それがすごく刺激になると受験生も言っていますね。
Q:それでは、続いてベスト3です!
A:第3位は「高校までの取り組みや経験」についての質問です。
Q:これはどういった意図があるのですか?
A:「これからどうしたいか」ということを総合型選抜では聞くことが多いのですが、
「やりたい!」だけだと本当にやる気があるのか測れないので、
これまでやってきたこと、何をしてきたのかも聞かせてもらっています。
自分がやろうと決めたことをやり抜く力があるのか、
いろんな方面に興味関心が持てる人か、というような所を見せてもらっているということですね。
Q:総合型選抜というと、「未来」のことに対してどれだけ関心があるかというところを見られる試験方式かと思うのですが、
産業能率大学では、過去のことも聞いてくれるということですね!
A:そうですね!
本当に全くないという子はいないので、
部活動のことだけじゃなくて、自分が学外で取り組んでいることも含めて聞いています。
Q:続いて、第2位をお願いします!
A:第2位は「将来構想と大学で何を学びたいか」という質問です。
Q:将来構想ということで、次は「未来」について聞かれるということですね!
A:そうですね!
やはり、自分の学びたいこととこの大学があっているかということを
本人に確認してもらう意味でもこの質問は必ず入ってくるのではないかと思います。
Q:この質問で、どういう答え方をすると良いのか、
またはダメなのかというところも聞いても大丈夫ですか?
A:はい、大丈夫です。
まず、将来構想ですが、必ず職業をズバッと決めないといけないということではありません。
例えば、「ブライダルプランナーになりたいです。」と決めている子はもちろんそれはそれでいいのですけれども、そういうのがなくて焦る子がたくさんいます。
絞り込むことが目的ではありません。
世の中にどんな職業があって、どういう風に人が関わっているかということなど、
目を向けて欲しいという意味でも、将来構想を聞いている部分もあるので、
そういう意味ではガツッとしていなくてもいいけれど、
「自分が興味を持てたのはこれですよ」みたいなことは言ってもらって、
その上で「なんでこの大学と結びついたの?」という部分も聞きたいということですね。
Q:なるほど!自分の将来を見定めてくださいということですね!
A:そうですね。
今の自分とありたい自分のギャップがあって、
そのギャップが何かと考えると自分が得たい学びが浮き彫りになる感じですかね。
Q:そこがわかると大学でも活動しやすいですよね!
A:そうですね!入ってからの意欲が違いますよね。
Q:それでは、第1位をお願いします!
A:第1位は「志望動機」です!
Q:これはほぼ確実に聞かれる質問ですよね!
ただ、志望理由書を提出すると思うのですが、
それに加えて面接でも聞くのはどういった意図があるのでしょうか?
A:やはり本人の言葉で意欲を見るというのが、総合型選抜の重要なポイントでもあります。
それを聞きたいというところになりますね。
あとは、結構これもあるのですが、
例えばMARCHだったらどこの大学でもいいとか、明治大学の全学部受けても明治大学がいいとか…
でも、「全学部」って本来おかしいですよね?
そういうことも、志望動機を聞いていくとなぜこの大学なのか、なぜこの学部なのかということが見えてきます。
Q:そこが曖昧だと合格率に響くこともあるのですか?
A:私たちも意欲がある子は全員受からせてあげたい気持ちはあるのですが、
どうしても入試なのでボーダーになる場合がありますよね。
そういったときにやはり熱意とか意欲とかそういったところが、
意外とこの志望動機から見えます。
「この大学じゃないとなぜいけないか」というところが見えてくるので、
ここは意外と大事な質問じゃないかと思っています。
Q:なるほど、一番大事だからこそ、1番聞かれる質問ということですね。
A:志望動機を聞かない大学はないのではないかと思います。
「面接で聞かれるベスト5」を教えていただきました。
今回ご紹介した質問には絶対に答えられるように準備しておきましょう!
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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