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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「読み手に“響く”志望理由書を書くために大切なこと」についてお伝えしていきたいと思います。
○「相手の立場」「自分の言葉」で書く
「志望理由書は自分の言葉で書くことが大事だ」
あなたもそのように指摘されたことがあるのではないでしょうか?
しかし、実際、「自分の言葉で書きなさい」といわれても、
どう書けばよいのか、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。
自分の言葉で書くためのコツは、次の2点を意識することです。
①ありきたりな言葉、使い古された言葉を使わない
②定義が曖昧でうまく説明できない言葉を使わない
①について、例えば、慶應SFCの審査官にとって、
「問題解決」という言葉は見飽きたワード第1位となります。
それにもかかわらず、受験生の中には未だにその言葉を咀嚼模せずに使う人が多くいます。
また、「イノベーション」「ビッグデータ」などのカタカナ語、流行り言葉も注意が必要です。
②については、専門用語は使いすぎないことが大切です。
具体的には、「中学生が聞いてもわかるかどうか」が基準です。
審査官は大学の教員なのだから、専門用語を多用しても理解できるだろうと思うかもしれませんが、
大学の教員といっても、あなたの研究分野に精通しているとは限りません。
さらに、自分でもうまく説明できないような言葉を使えば、その後に墓穴を掘ること間違いなしです。
先ほどの例でいえば、「ここでいう『イノベーション』の意味は?」と聞かれて、
「技術革新です」と答えても的外れです。
一口に「定義」といっても、それには次の3種類があります。
□「辞書」での定義
□「慶應SFC」での定義
□「自分」の中での定義
それぞれの定義を整理し、
どの定義を聞かれているのか的確に答えられるように準備しておきましょう。
他人の言葉を使って書いた文章は、どこか心に響かないものです。
借り物、偽物といった印象を与え、全体的にフワフワした志望理由書になってしまいます。
逆転合格者は「背伸びは禁物」、知ったかぶりをしてもよいことはないと心得ています。
文章からにじみ出る「あなたらしさ」が審査官を惹きつけるのです。
「自分の言葉で書く」ことができている人は、面接で突っ込んだ質問をされても対応できます。
それを意識して書けば、自ずと面接を見据えた志望理由書になるのです。

○「一読して理解できる文章」が理想
いざ、書き出してみると、なかなかうまく書き進めることができない……。
凝った文章を書こうとするがあまり、そこから一歩も動けなくなってしまうものです。
慶應SFCに逆転合格するために、「うまい文章」は必要ありません。
洒落をきかせて、「うまいことをいったな!」と思われるような名文ではなく、
一読してスッと頭に入ってくる「明文」を目指しましょう。
明文とは、すなわち、「伝わる文章」のことです。
手っ取り早く明文が書けるようになるコツはいくつかありますが、ここでは次の4点を紹介します。
①一文は40字以内
②主語を抜かさない
③一文一意
④適度な改行
①については、新聞を確かめてみれば、すぐに納得がいくはずです。
試しに一文の字数を数えてみると、そのほとんどが40字以内だということがわかるでしょう。
「読みやすい文章=短い」と覚えておきましょう。
②については、自分では当たり前と思っていることも、相手には伝わっていないことがあるものです。
とりわけ、主語がない文章は、読み手からすれば誤解が生じやすくなります。
横着せずに、「私は〜」「あなたが〜」といったように、逐一主語を入れることが大切です。
それによって、意図の取り違いを未然に防ぐことができます。
③については、「一つの文章で伝えたいことは一つだけ」ということです。
限られた文字数の中で、一度に多くの情報を伝えたいという気持ちはわかりますが、
一文に伝えたいことを2つも3つも盛り込んでも、結局たった1つも伝わりません。
論理的な文章とは、「一文一意で書かれた文章」と換言できます。
④については、具体的に「3行に1回」は入れると読みやすくなります。
文章を読むにあたって、見た目も重要です。
改行のないビッシリ詰まった文章は誰でも読む気が失せるものです。
一方、行の半分以下での改行が続くと、逆にスカスカな印象を与えてしまうので要注意です。
文章の差別化をする前に、まずは伝わる文章を書くことを心がけましょう。
逆転合格者は、句読点の位置まで細部にわたってこだわり抜いています。
この4点を徹底すれば、少なくとも読みにくい文章になることはないはずです。
あなたの志望理由書は明文で書かれているか、チェックしてみましょう。

今回は「読み手に“響く”志望理由書を書くために大切なこと」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「読み手に好印象を与える小論文の書き方」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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