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こんにちは!
AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「自由記述で逆転合格する!」についてお伝えしていきたいと思います。
〇自由記述を課す狙いとは?
慶應SFCのAO入試では毎年、「自由記述」が課されます。
他大学ではあまり見かけないユニークな書類といえますが、
慶應SFCはずっとこの課題形式を変えていません。
長らく慶應SFCのAO入試に携わってきた立場としては、「定番の課題」といえますが、
受験生の多くはこれまで経験したことのない課題であるため、
どのように作成すればよいのか困惑するでしょう。
自由記述とは、
白紙の長方形の紙2枚の中であなたがアピールしたいことをあらゆる表現方法を駆使して伝える書類です。
自由記述は合否に大きく影響を及ぼす極めて重要な書類だと断言できます。
その根拠として、自由記述は審査官が志望理由書の次に見る書類といわれているからです。
限られた時間の中で優先的に見るということは、
つまり、合否を判断するにあたって重要視しているということです。
慶應 SFCが自由記述を課す狙いは一体、何でしょうか?
それは受験生の「個性」と「創造性」を見るためです。
個性とは、慶應SFCが有益だと思うあなたの「性質」や「特徴」のことです。
たまに、「私には個性がない」と嘆く人がいるが、それは違います。
個性が「ない」のではなく、「気づいていない」だけなのです。
自己分析を丹念に行えば、必ず個性が見えてきます。
個性に気づいていない人は、もっと時間をかけて丁寧に自分と向き合う必要があるでしょう。
そうすれば、自ずと慶應SFCにアピールすべき「武器」が見つかるはずです。
創造性とは、ユニーク且つ、問題解決に役立つ発想を考え出す能力のことです。
以前お伝えしたように、慶應SFCでは問題の「創造的」解決能力が求められます。
誰も超えたことのない壁を乗り越えようとするときに、
人と同じことを同じようなやり方で行っていたのでは進歩がありません。
あなた独自の視点が込められた「一味違うアプローチ」を示すことで、
創造性をアピールできるでしょう。
あなたはたった2枚の紙に、この2つの評価ポイントを凝縮して伝えなければならないのです。
自由記述の作成は機械的な作業ではなく、深い思考、広い視野が試されます。
決して安直にできるものではないことは想像に難くないでしょう。
大げさではなく、自由記述は書類審査の中でも極めて難易度の高い課題といえます。

○自由記述は3つの類型に分けられる
さて、あなたは「発想力に乏しい自分には到底、無理難題だ……」
そう不安になってしまったかもしれません。
ですが、心配しなくて大丈夫です。
必ずしも「自分の頭の中だけ」で0から1を生み出す必要はないのです。
自由記述は「人マネ」でよいのです。
アメリカ広告業界の重鎮であるジェームス・ウェブ・ヤングは、著書『アイデアのつくり方』の中で、
次のような名言を残しています。
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせである」
事実、逆転合格した人の多くがそれまでの合格者のマネをしています。
KOSKOSは、これまで指導してきた受験生の自由記述を分析してみた結果、
志望理由書同様、自由記述にも合格者のパターンが存在したことを発見しました。
具体的には、その合格のパターンは次の3類型に分けることができます。
①「過去重視型」
②「未来重視型」
③「ミックス型」
合格する人の大多数は、この中のいずれかの型に則って自由記述を作成しています。
①では、これまでの人生におけるストーリーをアピールしたものとなります。
経験豊富な人に多く見受けられます。
②では、慶應SFCでの具体的な研究計画や現在の問題意識と入学後の学びとのつがなりをアピールしたものとなります。
過去の実績にはあまり自信がないけれど、「慶應SFCで何をしたいのか」については明確であるという人はこの型で勝負することが多いでしょう。
③では、①と②の両方をバランスよく合わせて、過去、現在、未来のストーリーに沿ってアピールしたものとなります。ちなみに、KOSKOSでは、②のタイプが最も多いです。
他の書類との関係性やアピールしたい内容によっても最適な型は異なります。
例えば、「志望理由書では入学後の研究について重点的にアピールしたので、
自由記述はそれに関連した過去の活動について触れたい」といったように、
明確な意図を持って作成することが大切です。

今回は「自由記述で逆転合格する!」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「粗方を決める前に考えておきたいこと」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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