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AO推薦入試専門塾 KOSKOSスタッフです。
今回のテーマは「なぜ、慶應SFCは活動報告書を提出させるのか?」についてお伝えしていきたいと思います。
〇 口先だけの「批評家」は求めていない
根本的な話になりますが、なぜ、慶應SFCは活動報告書を提出させるのでしょうか?
それは実際の「行動力」を見たいからです。
活動実績を報告させることで、あなたの未来に向けた「本気度」がわかります。
批判的な視点は研究を行う上で大切ですが、それだけでは不十分です。
以前、ある大学教員が「批評だけなら誰でもできる」と話していました。
批判をしたら、自ら行動を起こす必要があります。
実際、慶應SFCに入学すれば、実社会と関わる実践的なプロジェクトに参加する機会に恵まれます。
その際、問題意識を持っているだけでは不十分。
創造的、論理的な解決策を提案するだけでも不十分。
繰り返しになるが、それらを「行動」で示す必要があるのです。
将来のビジョンを本気で実現しようとしている人なら、過去にすでに何らかの活動を行なっているはずです。
「過去の活動実績が何もありません」
そのままでは何を主張しても本気度が疑われます。
今まで何も動いてこなかった人間が、入学したら突如として活動的になるでしょうか?
人は変わる生き物であるから、皆無とは言い切れませんが、
少なくとも慶應SFCは納得してくれないでしょう。
世の中には、発言や考えに対し行動が伴わない人が多くいます。
頭の中では色々アイデアが思い浮かんでも、それを実行に移せないのです。
シビアないい方をしてしまえば、AO入試において、
行動できていないことは考えていないことと同じとみなされます。
行動していなければ、相手を説得することはできません。
どれだけ思っていても、相手には微塵も伝わらないのです。
考えながら走る。
走りながら考える。
走る過程でどんどん修正していけばよいのです。
慶應SFCに逆転合格できる人とは、「走りながら考えられる人」です。

〇 活動は「遠より近」「点より線」
活動実績はその大小に関わらず、できる限り書いた方がよいでしょう。
そうしないと、スカスカな印象を与えてしまいます。
その上で、活動実績における取捨選択の基準として、参考にしてほしいルールがあります。
「遠より近」
「点より線」
この2つです。
「遠より近」とは、つまり、
「遠い過去」の活動実績よりも「直近」のものの方が説得力は高いということです。
なぜなら、遠い過去の話では今のあなたの実力がどれくらいなのかわからないからです。
「語学」はその典型です。
例えば、中国語について10年以上前はペラペラだったとしても、それ以降、別の言語を使う国で生活することになり、一切、中国語を話さなかったとしたらどうでしょうか?
きっと、すっかり忘れてしまうはずです。
このように、時間の経過とともに、説得力が弱まってしまうケースもあります。
それに、直近の活動実績の方が、あなた自身も自信を持って語れるはずです。
次に、「点より線」とは、
1回キリの単発の活動よりも、継続して続けてきた活動の方がアピールとしては強いということです。
単発の活動では意欲も伝わりません。
「駆け込みボランティア」はその最たる例です。
それに対し、「中学校1年生から高校3年生まで約6年間にわたって何かを続けてきました」という活動は、
その活動時間だけでも武器になります。
実は、前述した2つのルールの他に「外より内」というルールもあります。
これは自主的に行った「学外」活動よりも、
高校が正式に認めている「学内」活動を評価するというルールです。
学内活動の例としては、生徒会活動、部活動などが挙げられます。
学外活動の例としては、アルバイトやバンド活動などが挙げられます。
その他、学外活動には起業も含まれます。
しかし、慶應SFCに限っては、このルールは当てはまりません。
レールに敷かれた学内活動よりも、自分の頭で考えて行動している自発的な学外活動の方がより評価すべきだと考える場合があるからです。

今回は「なぜ、慶應SFCは活動報告書を提出させるのか?」についてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
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次回は「合否の鍵は、志望理由書ではなく、任意提出資料」についてお伝えしていきたいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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