
独占対談 第12回
SFC環境情報学部AO入試現役合格者 山下妃奈さん
今回のインタビューは動画でもお楽しみいただけます。
是非ご視聴ください。
今回は、慶應SFC環境情報学部に現役合した山下さんにAO入試にて必要な書類を書くコツを伺いました。
Q:SFCのAO入試は書類作成がカギになってくるというのは、周知の事実だと思うのですが、
山下さんが倍率7.8という高い倍率をどうやって突破したのかというのを教えていただきたいと思います。
SFCの提出資料の中でも、「どうしたらいいのかな?」という悩みが出てくるのが、「任意資料」だと思うのですが、
山下さんは「任意資料」はどう突破しましたか?
もともと決められている志望理由書や活動報告書だけでは伝えきれない、
「自分が持っている魅力」というものを精一杯伝えたいという気持ちが一番ありましたので、
教授にとって読みやすいものがどんなものかを考え、形式もきちんと決めて作成していました。
Q:「教授にとって読みやすいもの」というのは、具体的にどういった工夫をされましたか?
フォーマットが自由で決まっているわけではなかったので、
私の周りの友達だと「紙だと伝えきれないから、映像を編集してそのデータを提出した」という子もいました。
「自分がどんな人なのか」というのと、「教授が私をどう見るかと」いうところの齟齬が出ないように、
「自分は本当にこのような人だ」というのがそのまま伝えられるような、
自分の生活が生々しく見えるような…
「自分がどういうことを考え、こういう行動を起こして、だから自分はこういう能力があるのだ」というものをリアルに伝えるように、かつ、文章を分かりやすくしていました。
Q:任意提出資料はその名の通り任意ではないですか。
上限はあるものの何ページも送る子もいて、中には100ページということもあります。
山下さんは分量でいうとどれくらい送りましたか?
私は100ページまではいかないのですけれども、40~50ページくらいですかね。
Q:かなり熱量が伝わるような分量ですよね。
もちろん質も大事ですが、量を見せられると熱意は伝わりやすいですよね。
その40~50ページの任意提出資料は作成までにどのくらいの期間を要しましたか?
結構量はありましたが、志望理由書を大切に書きたかったというのもありましたので、
資料提出まで1ヵ月ないくらいで任意提出資料を作り始めました。
Q:最後の最後だけれども、そこで熱意の差が出てくると感じます。
結構集中して「自分とは何だろう」と1番考えた期間が任意提出資料を作っていた瞬間だったと今から思うと感じます。
かなり熱意をもって作成していました。
Q:期間というのは人それぞれだと思うのだけれど、集中的にやったほうがいい人もいれば、長くコツコツやる方がいい人もいるという感じですね。
自分のペースに合わせて作っていった方がいいのかなと思います。
Q:任意提出資料を作る上でのコツがあれば教えてください。
任意提出資料を作るコツは3つあります。
1つ目は、「できるだけ誰かに見せる」ということです。
自分だけが読んでいると自分の考えは自分にしかないものだから人から見て偏っていたりとか、
自分だと見落としてしまうところもたくさんあると思うので、たくさんの人に見せた方が良いと思います。
Q:内容が誰からもわかるように修正していった方が良いということですね。
それでは、2つ目をお願いします。
2つ目は、「タイトルにこだわること」です。
見てくれる教授に読みたいと思ってもらえるようなタイトルで惹きつけるということが大切だと思います。
長くなってしまうと、「結局何が言いたいのだろうか」となってしまうので、長くなってはだめですが、
オリジナリティがありしっかりと個性が見えてその人がどんな人なのか伝わるような、
引き込まれるようなタイトルをしっかりと考えていくことが大事だと思います。
Q:ちなみに、KOSKOSでは、タイトルの次の1行も気にするようにと言っています。
タイトルを見て「読んでみよう」となって、読んでそこがお粗末だといけないのでそこを力を入れようとは言っています。
では、3つ目をお願いします。
3つ目は、「自分が重要だと判断した順番に登録をしていく」ということです。
皆が忘れがちなのは、任意提出資料は重要度順に並べるということ。
自分が何を1番アピールしたいのか1回決めたうえで、1番にこれが伝えたい、次にこれを伝えたいと、しっかりとナンバリングしていくのが大事です。
SFCのホームページにも「順番通りに」というのが書いてあるので、しっかりとそれを守りましょう。
教授たちも見るときにこれが重要なんだとわかるから、その人の人柄が伝わりやすくなるんですね。
「任意資料」作成のポイント
1つ目、できるだけ誰かに見せる
2つ目、タイトルにこだわる
3つ目、自分が重要と判断した順に並べる
この3つを守れば任意提出資料のクオリティは上がっていくということですね。
受験生の皆さんはこのポイントを意識して作ってみましょう!
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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